Fujiwa Blog
The ”極” 2024.3.1

「客数×客単価」新聞折込チラシから想うこと

 

 

だいぶ昔の話になります。前職で営業をしていた時に中堅食品スーパーに出入りしていました。
そこでのチェッカー責任者との会話。
「バイヤー(商品仕入交渉担当)が新聞折込チラシ(以下、折込チラシ)を作成するのにどれくらい苦労しているのわかりますか」って問いがきました。
「売れ残りや広告宣伝費以上の費用対効果を発揮すべく、その大変さは凡そではではありますが理解できます」こう返しました。
当時お店のバイヤーは、仕入先から販売数を見込んで安く仕入れ折込チラシの一番目立つところに表記しお客を待つことに徹していました。その商品が在庫にならず売り切ることができるかどうかは生死をかけての戦いだなんて語られたのを覚えています。

天候や気温によっても売れ行きは違うし、バイヤーの経験と勘が決め手になるって言われました。「生死をかけての戦い」、正直そこまで大変だとは考えてもみませんでした。

現職は、仕事の内容もまったく違うのですが、その頃から折込チラシを見て感じることがあります。
この折込チラシは、マーケティング戦略4Pのうちの「プロモーション」に該当します。お店の売上、利益を上げるために「客数×客単価」を求め様々な競合他社に打ち勝つための差別化戦略を掲げます。折込チラシにはそんなバイヤーの努力がびっしりと詰まっています。

今のように鶏卵価格が高騰する前は、「たまご1パック:○○円 先着100パック限り」なんてチラシを飾っていた頃がありました。大勢の方がそれを目当てに開店前から並んだりという光景がありました。正に「客数」の獲得ですよね。
お店に呼び込んで他の商品も購入いただき「客単価」を上げる戦略でもあります。バイヤーを含めお店全体で売上・利益を計上するための必死のプロモーションが折込チラシから伝わってきます。

 

今もこのようなお店の戦略を考えながら折込チラシを時間をかけて見る毎日が続いています。そこに汗と涙の物語があるのかなんて。物事にひたむきに向き合えるなんて素敵なことですよね。

私たち一般消費者にとっては、エネルギー価格の高騰、円安による輸入品の高騰など物価上昇に賃金が追い付かず、悲鳴を上げたい気持ちにもなります。そんな中でお店側も必死で「客数×客単価」を追い求めています。

皆さんも興味のある方は、じっくりと「定点観測」してみるとおもしろいですよ。チラシに込められたドラマを思い描きながら・・・。

The ”極”

何か一つを極めたい。でもなかなかうまくいかない。 そんなジレンマを抱えながら試行錯誤の毎日を過ごしています。 お酒は毎日、カラオケは昭和、休日は料理、趣味は、スーパー巡り。 今後も楽しい人生を送りたいと想う日々です。