CATEGORY
ファイルサーバお引っ越し途上
Workgroup環境でのWindowsサーバ(Hyper-Vゲスト)からNAS専用機(WindowsOS)にデータお引っ越し手順の備忘録となります。
実際の共有フォルダ・ユーザ・アクセス権限は大量ですが、記事は最小の例としております。全部PowerShellでやるのが今なのだと思いますが、過去構築時も使っていたコマンドでそのまま作業を致しました。
移行前後の環境
移行前ファイルサーバ | 移行後ファイルサーバ | |
マシン | Hyper-Vゲスト | IO-DATA NAS専用機HDL2-Z22SI3A08 |
OS | WindowsServer2012R2 | WindowsServer2022 |
CPU(コア数) | Intel Xeon E5-2450v2(8割当) | Intel Core i3-8100T(4) |
Memory | 8GB(割当) | 8GB |
HDD | 200GB(割当) | 8TB(RAID1運用4TB) |
移行情報
共有フォルダ設置ドライブ | D:¥ |
共有フォルダ名 | 000_admin |
ユーザ名 | hogehoge |
ユーザパスワード | hogehoge-password |
ユーザコメント | hogehoge-comment |
ユーザ名 | ほげ太郎 |
移行後サーバでの作業
01_フォルダ作成 DOS
MKDIR D:¥000_admin
02_ユーザ作成 DOS
net user hogehoge hogehoge-passwd /add /comment:hogehoge-comment /fullname:”ほげ太郎” /passwordchg:no
03_パスワード更新期限を無限に DOS
wmic useraccount where “Name=’hogehoge'” set PasswordExpires=FALSE
04_ローカルグループ作成 DOS
net localgroup 000_admin_FULL /add /comment:000_admin_FULL
net localgroup 000_admin_RW /add /comment:000_admin_RW
net localgroup 000_admin_RO /add /comment:000_admin_RO
05_共有のアクセス権付与 DOS
Everyone,Administrator,Administrators,SYSTEMにはフルアクセス権限を付与
New-SmbShare -Name “000_admin” -Path “D:¥000_admin” -FullAccess “Everyone”,”Administrator”,”Administrators”,”SYSTEM”
06_NTFSのグループアクセス権付与 PS
icacls “D:¥000_admin” /grant “000_admin_FULL:(OI)(CI)(F)”
icacls “D:¥000_admin” /grant “000_admin_RW:(OI)(CI)(M)”
icacls “D:¥000_admin” /grant “000_admin_RO:(OI)(CI)(RX)”
07_UsersをNTFSのアクセス権より削除 PS
icacls D:¥000_admin /inheritance:d | ICACLS D:¥000_admin /remove:g Users
08_ローカルグループにユーザを参加 DOS
net localgroup 000_admin_RO hogehoge /ADD
09_Robocopyを用いたデータ移行 DOS
REM==================
REM 202208
echo on
REM ——————-BachePath——————-
SET BachePath=C:¥batches¥
REM ——————-RemoteBkHost——————-
SET RemoteBkHost=¥¥Server03¥
REM ——————-SERVER01——————-
SET SrcHostName=¥¥Server01¥
REM ——————-robocopy——————-
robocopy %SrcHostName%000_admin %RemoteBkHost%000_admin /mir /R:1 /W:1 /LOG:%BachePath%log¥04_000_admin.txt /NP /NDL /XJD /XJF /FFT
exit
NASの選定構築などについて
NASの機種選定にあたりGUI操作をせずに現行ファイルサーバから移行したかったのでWindowsのコマンド機能(DOS CMD PS)が使えること。またUPSマネジメントソフトが使えることを念頭に置きました。デモ機をお借りしてこれらが問題無いことを確認し導入に至りました。
上記コマンドはプロの方から見ると稚拙なものと映ると思います。ネットで情報を集め、多人数・多アクセス権であるためExcelで文字連結をしながらバッチファイルを試しながら作りました。
IO-DATAのNAS本体について・・・外観はとてもカワイイです。大昔のCobaltCube(上層画像の左の青いCubeです。)を彷彿させる色使い。インターフェース、スイッチ類も整然と並んでいます。しかしACアダプタが巨大と感じます。鯖を数台飼っている身としては電源と一体型タイプが良いと感じます。動作音はデスクトップPC+α位で事務所設置は問題ありません。(正規配置はラック収納します)。
これから長期に渡り運用していく中の心配事としてHDD(玉)がSATAであること。HDDはNAS用WDのREDが入っています。過去経験からSATAは本当によく壊れています。。5年保守加入しております。出動が無い事を祈ります。
この記事に興味があり、話を聞いてみないな等ございましたらお問い合わせフォームよりご連絡ください。「おとーさん」がお答えできる範囲であれば対応いたします。
今回は以上となります。