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代表_服部
服部
2023.6.23
アフリカ(その3・最終回)
私にとっての「アフリカ」のイメージはアフリカの大地に沈む真っ赤な夕日・・・
それは日本の田園風景の向こうの山々に沈む真っ赤な夕日と同じものです。
アフリカにはあらゆる種類の太鼓がありますが、「ドゥンドゥン」と呼ばれる日本の大太鼓と同じ桴で叩く大太鼓があるのです。
また、アンゴラの奥地の村では日本の餅つきの臼と杵とそっくりの道具で芋をつき、柔らかい状態で食していました。
そんな共通点が多くある日本とアフリカ。
そういえば、神奈川県の丹沢に阿夫利(あふり)神社という神社がありますが、「アフリカ」という名称はこの「阿夫利」から来ているという説もあります。
「早く行きたければ、一人で進め。 遠くまで行きたければ、みんなで進め」
というアフリカの諺が岸田首相が所信表明演説の際に引用されたことで有名になったそうですが、極めて和を尊ぶ日本的なものでもありますね。
イスラム教の北アフリカ、キリスト正教のエチオピア、原始宗教(アニミズム)のサハラ以南の各国の奥地、フランス・イギリス・ポルトガル・ベルギー・ドイツといった宗主国の影響を受けた国々、「ヨーロッパ」とも言える南アフリカ共和国、ピラミッドのあるエジプト、野生の動物が闊歩する広大なサファリに大都会、そしてスラム街・・・ 多種多様なものが混在し、それらを包括する巨大なアフリカ大陸。
私はアフリカでの生活で「本来の日本」の姿でもある「違いを認める大らかさ・寛容性」が私自身の中で大きく培われたように感じます。
そして、お世話になったアフリカのあの人・この人・・・皆さん、元気にしてるかなぁ?と時々思いを馳せる次第です。