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代表_服部
服部
2023.1.27
花と道
弊社の社員の中には華道の師範免状保持者がおり、毎年新春にお花を活けてくれています。
こうした花々がお越しくださるお客様の心を和ませることは勿論、1月中毎日目にできる富士和電子社員は幸せ者です。
花が嫌いという人はまずいないでしょう。
それだけ花はどんな人の心も明るくし、花が開くことは人類史において縁起が良く、吉の顕れとされ続けてきました。
ところで花と言えば、静岡にある長源院という私の祖父母が眠るお寺に「念ずれば花ひらく 座すれば道ひらく」という禅の言葉が刻まれた石碑があります。
「念ずれば」即ち強く思い、想像し、祈れば願いが叶うということでしょう。
では、「道ひらく」とは何でしょう?
「座すれば」即ち、座禅を意味しているのでしょうが、座禅によって「道」が開くとは?
その「道」とは何でしょう?
私の職場の部屋には「大道無門」という書が掲げられています。
「道」とは即ち「大道」。
「道なき道を征け」という、これまた禅の言葉がありますが、要するに自分が自分の道を切り開いていく、即ち自分自身が道となる・・・また、みち=未知を生きなさいとも解釈できますね。
既知の狭い世界で暮らしていれば視野が広がることも成長することもありませんが、未知の世界にいつも足を踏み入れていれば常に新たな世界が広がり、常に新鮮でわくわくするものです。
花とは、私たちの未知なる領域が開ける可能性を如実に表しているがゆえに、誰の心をも明るくするのかも知れませんね。