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弊社基幹システムの紹介-2
以前の投稿からホストのみに絞りもう少し細かい事をお伝えします。
物理的なHWの外観はあまり参考にならないと思いますが、ピンク枠Hyper-Vプライマリ(本社)とセカンダリ(長野営業所)では機体の仕様を変えて運用しております。同一仕様の機体を設置することでフェールオーバー時に同一能力で運転ができるのですが、あくまでも緊急用として業務が継続可能である。を前提としてセカンダリの機体は少し能力を低くしております。実際にフェールオーバーとした場合はメモリの調整が必要となります。ディスク容量はレプリカトラブル時の一時ファイル大量発生を鑑みプライマリ<=セカンダリとしています。
弊社ではアプリケーションはRemoteApp(アプリケーション画面のみをクライアントに転送する)方式としております。VMのサイジングについては手探りで設定値を決定しました。WS2008のドキュメントには128MB/クライアントが目安と記載がありましたが、元帳類の印刷に能力不足気味を感じておりましたので256MB/クライアントとして現在は問題無く運用しおります。
ちなみに同一のラックに入っている青枠のホストは旧基幹系ホストで現在は運転を停止しております。
Hyper-Vレプリカのプライマリ-セカンダリ Hyper-V親-子は以下の様に割り当てています。VMのOSは2014年に構築したWS2012(無印)で運用しています。WS2012のサポート日である2023年10月10日にはMicrosoft社のOSサポートが無くなるのでそれまでVM1、VM2共親と同じWS2019にUpdateをいたします。こちらはまだ大分先ですがWS2019サポート日は2029年01月09日となっています。アプリのdotNetFrameworkのバージョンが止まっていること。それに伴う移行作業を考えるとこの時期前迄ににシステムの大幅更改が必要と考えております。
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今回は以上となります。