Fujiwa Blog
伊藤 2023.5.12

Microsoft365サブスクリプションOutlook・Exchange編

 

弊社はMicrosoft社のMicrosoft365サブスクリプションを導入しOfficeアプリケーション活用・Teamsによるグループワークを効率的に行っております。
これからMicrosoft365を導入して業務を円滑にしていこう。という企業担当にお役に立つことと思い導入から運用(愚痴含む)までを簡単に記してまります。

今回は表題の通りメールシステムとしてのOutlook+Exchangeについて記して参ります。

 

導入のきっかけ

 

メールサーバのクラウド化

受信サーバPOPはクライアントに取り込んだメールメッセージは基本メールサーバに残らないです。
PCのリプレース時データの引越が大変手間で事故でメールをごっそり失うことが一定の頻度で発生していました。
ExchangeであればPC乗り換えはアプリインストールとアカウント設定のみで完了します。それに50GB/アカウトと仕事人生分位のメールを保持することが可能です。
IMAPを提供しているメールサーバは世の中沢山有りますが、大容量・Officeアプり有りを評価しました。

 

メールクライアントの統一化

移行前はBecky!2・ThunderBirdと2本立て(どちらもとても良いソフトです)でした。同一部門内でも2種のソフトが混在しており、あたりまえだが設定・操作が異なる
わたしBecky!2知らない人
わたしThunderBird知らない人
私自身はBecky!2信者でした。ある時点ではBecky!2を全社標準として活動しておりましたのでメールクライアントが2本存在することになってしまいました。

 

移行から運用まで

 

メールメッセージ移行(これはメール運用の命)

従来のクライアントに保存されている独自のメールメッセージをOutlook形式emlファイル変換ネットでスクリプトを入手しこれを用いたが移行メッセージ量に比例した莫大な時間(一晩中PCをONのまま処理)とCPUパワーと時の運!?失敗するケース多々有り。これが出来ないと従来のメールクライアントとOutlookに完全移行出来ない為、端末使用者および移行担当者に莫大な負荷がかかりました。

サポートいただいている会社様からは別メールクライアントからのメッセージ移行は行われていないとのこと。
また実例も無いと心細い内容でした。

 

Outlookの使い勝手が従来と全然違う

社員全員(わたしも含め)Outlook初体験で基本操作から覚えなければならないストレス。
Becky!2 ThunderBirdの良好な検索性を失ってしまった。(Outlookは前方一致しかできない)Becky!2のクエリ検索は超強力でOutlookには無い素晴らしい機能と再認識しました。
MAPIというプロトコルもくせ者でOutlook・Exchange専用の拡張機能みたいなものを提供しています。
この癖がとても強いと感じます。

 

他メールソフトとの互換性欠落

Microsoftとしては言い分があるのでしょうが、相手方のメールシステムによっては解読が困難であるwinmail.datが添付として付与されてしまいます。こちらは後日執筆予定の管理センターの設定でドメイン毎に回避している状況です。世界中がOutlook・Exchangeシステムになったときはこのような障害はなくなりますが
絶対そのような世の中にはならないのでMicrosoftさんなんとかして欲しいです。自管理では分からない状況であることも困った事です。お取引先様からの問合せで初めて認識する次第です。

 

Outlookの仕様変更

UIが時と共に変わっていく。リボンの内容がVerUpにより変わってしまう。ネットで使い方を調べるも今のリボンに無い。。違う場所だったり、、
送信元の表示が突然かわってしまい原因を探ると自動Updateが原因であった。旧バージョンに戻し且つバージョン固定し運用をしていた。仕様をコロコロ変えないで下さい。お願いします。

 

まとめ

 

企業に於いてメールシステムは気軽に乗り換えは出来ません。未体験で『えぃやっ!』と決断し、全社一丸となって乗り越えることが必要です。社内プロジェクトのメンバーの方・旧メールサーバ保守担当様のサポート様・新構築担当のIT商社様の協力頂いた方のご協力が無いと実現は出来なかったです。。

Microsoft社様へのお願いですが、サブスクの費用をジワリと上げることは勘弁して下さい。一度この仕組で動き出すと上記の通り気軽に乗り換えは出来ないからです。
また更に使いやすい仕組に昇華してもらう事をココロから祈っています。

 

Microsoft365サブスクリプションOutlook・Exchange編の当記事、また富士和電子の本業である電子部品・電子機器・コネクタの販売カスタム(特注)電源の開発設計製造販売のこと。興味がございましたら是非お気軽にお問い合わせくださいね。お待ちしております。

伊藤

IT担当として電子計算機の配備・通信網整備・Accessで社内便利プログラムを作ることが好きな社歴33年のベテラン!?です。 プライベートは週末のフィットネスクラブ通いで苦手ダンスの克服(できていない)。 最近は簡単な料理とプランターの草花育てにはまっています。