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タイTIS62368安全規格認証についてのお話
タイのTIS認証範囲内のオーディオ/ビデオ、情報通信技術機器は、2022年12月から新しい安全認証規格であるTIS62368 Part 1 – 2563の強制実施が開始されました。 この規格は、国際規格の第 3 版である IEC 62368-1:2018 に対応しています。特に注意が必要なのは、TIS 62368-1-2563の実施に伴い、以前はTISI認証範囲内になかった携帯電話やタブレット用の充電器が、TISIの強制認証範囲に含まれるようになったことです。正式な強制実施日は2023年10月17日です。
タイの認証について:
• 証明書の保有者:
タイの TISI 認証では、現地代理店が認証を取得しなければならず、また輸入業者ごとに個別に TISI 認証を取得する必要があります。 TISI に提出する認証資料には、輸入業者の事業登録証明書も必要です。 輸入業者はまた、毎年輸する認証製品の量と金額を見積もる必要があります。
• 認証プロセス:
タイのTISI認証は、他の国の認証と比較して、比較的特殊なプロセスがあります。 TISIに認証資料を提出した後、まず工場検査が予定されます。工場検査のプロセスでは、サンプルの送付と検査を同時に行うことができます。
• 認証試験とサンプル:
TISI 認証は、現地の認定試験所で実施する必要があります。。特に注意する必要があるのは、送信するサンプルのサイズや数量に関係なく、サンプルを送る前にTISIが発行したサンプル輸入承認書を取得する必要があることです。 製造業者は、TISI のサンプル輸入許可を得るために、サンプル請求書を提出する必要があります。 上記の特別な要件と手順により、タイの TISI 認証プロセスは 12 ~ 16 週間かかると予想されます。 そのため、タイ市場への参入する携帯電話やタブレット用充電器は、タイ認証の準備を早急に開始する必要があります。
•タイのプラグについて:
タイでは、かつては米国規格のプラグ(タイプAおよびB)および欧州規格のプラグ(タイプC、E、F)が使用可能でした。その後、統一するために、タイは 2020 年 11 月から、個別に輸入されたプラグ、ソケット、および電源コードの組み合わせは、TIS 166-2549 の要件を満たさなければならないと規定しました。 同時に、TIS 62368-1-2563規格の適用も発表され、使用されるプラグはTIS 166-2549規格を満たす必要があることが強調されました。つまり、情報通信技術機器やオーディオ/ビデオ機器をタイに輸入する場合、使用できるプラグはType C とType O (タイ固有のプラグ) に限られます。
<注意事項>:
弊社は安全規格の認証機関ではない為、安全規格基準の理解・解読等誤りがある場合があります。
基本は弊社から発信した情報は飽くまでご参考程度とお考え下さい。
最後に
富士和電子の本業である電子部品・電子機器、カスタム(特注)電源、電子機器の開発受託等にも、興味がございましたら是非お問い合わせくださいね。