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代表_服部
服部
2023.4.21
アフリカ(その1)
4月といえば忘れもしない、28年前の4月15日に生まれて初めてアフリカの地に降り立ちました。
医療系NGOの職員として国連と日本外務省出資の2つのプロジェクトの現地統括責任者として赴任したのですが、最初の国はジブチ共和国というエチオピアとソマリアの間の、紅海の入り口に面する小さなイスラム教の国でした。
イスラムといえば豚を食さない、1日に5回お祈りをする、家庭の奥様はまさに文字通り食事に招待されても奥から出てきません。
そんな現代日本には全くない風習のある国で、例えばお土産に焼き豚や即席豚骨ラーメンを持って行ったり、仕事中にいきなり席を外してお祈りを始める現地スタッフを叱責したり、招待された家で奥さんに料理のお礼を言いたいが為に会うことを要望したりしようものなら激怒されることでしょう。
まさに「郷に入れば郷に従え」で、友好関係を保つにはまず相手のことを知らなければなりません。
ちなみによく聞かれる「アラーの神」とは誤解を招く言い方であり、「アッラー」とはアラビア語で「神」を意味するのです。
要は日本で我々が「神様」と言うのと同じ感覚なんですね。
私はジブチのほか、イスラム教国としてはイラン・パキスタン・アフガニスタン他、東南アジア諸国のイスラム圏も訪問していますが、敬虔なイスラム教徒ほど本当に親切でした。 自爆テロ等行う過激派について彼らが一様に「彼らはイスラム教徒ではない」と言っていたのが印象的でした。
お世話になったジブチ共和国のあの人・この人・・・皆さん、元気にしてるかなぁ?と特に4月になると思いを馳せる次第です。