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歩くことは健康・幸福の原点
健康企業を標榜している弊社では、先月10月をウォーキング月間とし、各自万歩計やスマホで歩数を記録して自己申告歩数をクリアすべく積極的に歩くという取り組みを行いました。
斯くいう私も歩数計を携帯していると、少しでも多く歩いて歩数をアップさせようと、歩くモチベーションが上がり良い機会だったと思います。
実はこれを機に、今まで駅近くに借りていた駐車場を解約し、駅まで歩くことにしました。
人間、効率性を求め、楽を求め過ぎると、却ってマイナスの現象が起きるものです。
今回の例で言うと、時間がかかる徒歩を車での移動にすることによって、確かに使える時間は増えるものの、運動不足となって追々病気~短命を招いてしまう可能性が生じるということですね。
日本人の死因の上位はほぼ「生活習慣病」ですので、いかに普段の生活習慣が健康長寿に大切なことかが容易に想像できると思います。
「じゃあ、歩く代わりにジムに通ったり、自転車に乗ったりすれば良いじゃないか」とは、世間一般でよく聞かれる声(私も昔はそう思っていました)ですが、実は歩くことは単なる「運動」以上の効果があるのです。
実は歩くことによって生じる足の裏からの振動が、背骨を支えている「仙骨」に伝わり、それによって仙骨の歪みが調整・是正されているのです。
仙骨は背骨を支えているだけあって非常に重要な骨(骨とはいっても頭蓋骨のようにパーツの組み合わせから成っています)であり、この仙骨が歪んでしまうと、その上の背骨も歪んでしまう訳なのです。
ですので、歩く際に履く靴も、振動を吸収してしまう柔らかいソールのものよりも若干固め・・・究極は日本古来から伝わる「下駄」が良いわけです。
*仙骨が整うことによる更なる驚くべき効果を知りたい方はこれらの書籍もお勧めです。
更に歩くときに、現代人が普段酷使している大脳を休め、足裏の感覚、四季折々変化する景色や風が肌に触れる感覚、(ちょうどこれから寒くなっていきますが)空気が鼻腔を通る感覚などをただ味わうことによって、それが昨今流行りのマインドフルネスにもなり、心身共にリフレッシュするわけです。
人間、不幸・苦しみの原因は突き詰めれば「心」「思考」すなわち思案・想念です。
歩くときにその大元の「頭」を休め、五感でただただ感じ、その感覚をただただ「見守る」・・・
そうすることによって、心は晴れ、身体も歩くことによって仙骨が整い、血流が良くなり、健康になるー。
お金が全くかからない、人間としての一番基本的な動きが、実は究極の心身健康法だったとは目から鱗だと思います。
是非、介護要らずの健康長寿を目指して、日常生活に意識的に歩くことを取り入れてみませんか?