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弱ったノートPCバッテリーを交換
2019年3月製造の富士通製PC FMV-LIFEBOOK U938/TWについて導入から5年を経てクライアントからバッテリーの稼働時間が短くなんとかしてほしい、、を受け純正品入手が困難であるため禁断の互換バッテリー(PCメーカー保証は当然無し)に交換してみました。所要時間は15分くらいでした。
ウルトラモバイル系は外部取り外しタイプでは無く内蔵型なので分解交換することになります。
裏蓋を外すとすぐにアクセスできる場所にバッテリーはあります。
バッテリー取り付けのネジを4本外して新品大容量の互換品をつけるだけの簡単作業になります。14.4Vとなり大きさも2倍です。その分若干重量UPしますが、どちらの容量のバッテリーも装着できるように設計されています。(カスタムメイドで標準容量と大容量バッテリーの選択が出来た記憶があります)
せっかく開腹しているので内部清掃もしておきました。特にヒートシンク・ファン回りをエアーで優しく埃の除去それとCPUは清掃後グリス塗り直しを行いました。
ヒートシンクを外してコア部分を清掃した後
コア接触部分とアルミフィンのヒートシンク こちらも清掃しました
バッテリー交換により運転出来る時間は大幅に伸び、CPU回りの整備で負荷をかけるベンチマークソフトではCPUコア温度低下を確認出来ました。
こちらは交換前後のバッテリーレポートとなります。コマンドプロンプトより powercfg /batteryreport を実行したときに出力されるHTMLから抜粋しています。
交換前 設計容量 23,616mWh 満充電容量 8,323mWh 新品時の約35%の能力しか無い状態 クライアント曰く1H位し運転できないとのこと
交換後 設計容量 51,800mWh 満充電容量 51,800mWh 新品なので100% 今のところ数時間継続で持ちます
互換品なので今後どのような事が起きるのかわかりませんが、バッテリー持ち時間も長くなりクライアントにはとても満足して使ってもらってます。
昔のIBM ThinkPadは分解マニュアルが公開されていて自前で部品交換しても保証してくれるようなやさしさにあふれた感じが懐かしいです。
こんな記事を書いているさなか、Dynabookのバッテリーがパンパンに膨らんで怖いので取り外しデスクトップPC然としてつかっているクライアントが訪ねてきました。あまりのパンパン具合に唖然としました。Dynabook純正修理だと10日間預けだそうです。気軽さの互換バッテリーと信頼の純正修理クライアントは迷っているようでした。
この記事を読んで頂き互換バッテリーで行こう!という方はちょっと待ってください。互換バッテリーへの交換を積極的におすすめすることは致しません。互換バッテリーのリスクを十分認識されて純正・互換品の決定をしてください。
この機体とは別にキーボードのYキーが効かないPCが修理待ち行列になっています。キーボード固定ネジのあまりの多さに躊躇しているところです。